子持ちアユ有馬煮は秋の当店一番人気の商品です。
入荷は始まっていますが、私のイチオシ荷主からの入荷は10月に入ってからになりそうです。最適なサイズの入荷がないので、、、、
秋の産卵期に入ったアユは黄金色に輝き、お腹が子で膨らんだものを選び、串打ちして、白焼きします。
白焼きしたアユは冷蔵庫で一晩身を締めます。焼き立てを炊くと、身崩れしやすいのです。
平たい鍋に白焼きしたアユを並べ、中央に番茶をさらしに包んで口を止めいれておきます。水をひたひたに張り、落し蓋をして、中火で炊きます。
灰汁を取りながら湯が減ったら差し水して、2,3時間番茶で炊くことで、臭みをなくし、骨を軟らかくします。
さらしに包んだ番茶を取り除き、酒、濃い口醤油、白ざら砂糖、で味を調え、弱火で炊き込み、味を含ませて行きます。途中水あめをくわえて、テリをよくします。炊き上げに、実山椒を加え、香りつけをします。
商品として出来上がるまで、最短で2日かかります。春の『子持ちモロコ』に替わる秋のおすすめです。
家庭では出来ない、店主の手間隙かけた相伝の製法で作っております。やわらかく煮ておりますので、頭から丸ごとお召し上がりいただけます。